カンボジアの通貨はリエル（KHR）です。1リエルは100サン（Sen）に分かれていますが、実際にはサンはほとんど使われておらず、リエルのみが流通しています。
カンボジアのリエルの成り立ちと歴史
カンボジアの通貨の歴史は、1953年に独立を宣言した際に導入されました。当初はフランス領インドシナの通貨である仏領インドシナ・ピアストルが使用されていましたが、独立後にカンボジア独自の通貨であるリエルが導入されました。
カンボジアではUSドルも流通している
カンボジアの通貨は、アメリカ合衆国ドル（USD）と並行して流通しています。特に、外貨両替店や観光地などではドルが一般的に使われ、多くの場合、商品の価格がドルで表示されています。また、ドルは高い信頼性があり、カンボジアの経済が安定するまでの暫定的な通貨としても機能しています。
カンボジアでの紙幣の支払い方法など
ただし、カンボジア国内ではドルとリエルが混在しており、両方の通貨を使うことができます。実際には、小額の支払いや細かいおつりはリエルで支払いがされることが多いです。
また、一部の店舗ではドルが受け付けられない場合がありますが、そのようなケースは稀です。現地を訪れる際には、全てをリエルに両替する必要はないのでUSDを持っておけば安心です。
カンボジア通貨の為替レート
カンボジアの通貨の為替レートは比較的安定しており1USD＝4,000リエルで使えます。しかしながら、ドルとリエルのレートは日々変動しているため、店舗等によっては4,100〜4,200リエルを1USD相当とする場合もあるので、支払いの前に確認することをおすすめします。
